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【映画】 ビリギャルに隠された本当のメッセージとは

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 どうも、所長です。所長 (@konitak4976) | Twitter

 

さて、最近Amazonプライのプライムビデオにハマっており、毎日のように映画や海外ドラマを見漁っております。

 

で、プライムビデオに最近アップされた【映画】ビリギャルを遅ればせながら見ることにしたのですが、いろんなレビューに書いてあるよりかなり勉強になる映画だったので記事にしてみることにしました。

 

【目次】

 

 

 

ビリギャルのあらすじ

まずは映画ビリギャルのあらすじをご紹介しましょう。

この映画はあらすじを語る前に、映画のタイトルそのものをお話したほうが早いんですよね。実はタイトルの『ビリギャル』とは略称で、原作の正式名称は学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話と言います。

 

 

あらすじ以上!!www

 

 

って、これじゃ余りにも雑すぎるので簡単にもうちょっとご説明しますね。

 

  • 主人公はビリギャルこと工藤さやか(有村架純
  • 小学校時代に友達となかなか馴染めず何度かの転校を経験する
  • ある日、とある中学生の可愛い制服に目を奪われる
  • さやかの母親はその中学校が中高大一貫の私立学校だと知っており、中学に入学さえしてしまえば大学卒業まで勉強の心配がなく、さやかが好きなことをして楽しく学生生活を送れるのではと考え受験を勧める
  • 見事中学受験に成功したさやかは、クラスのオシャレ集団と仲良くなっていく
  • オシャレ集団は勉強より遊びを優先する仲間たちだったため、さやかの成績も次第に下がっていくこととなる
  • 高校に上がったさやかは成績が一番悪いクラスに入れられるも、相変わらず勉強をせず遊びほうけている毎日
  • ある日、学校で担任にタバコを見つかり無期停学に
  • 無期停学になると大学進学もできなくなることを知った母親は、塾で勉強して別の大学を受験することをさやかに勧めた
  • 青峰塾へ向かったさやかは、そこで講師の坪田先生と出会う
  • 坪田先生は志望大学を決めさせようと東京大学を提案したが、さやかの東大のイメージは「がり勉の集まる場所」というネガティブなイメージ
  • 東大の次に慶応大学を提案すると、「慶応ボーイ」という言葉の響きから「イケメンが多そう」というイメージによって慶応大学を目指して勉強することになる

 

こうしてさやかの大学入試勉強がスタートするというお話です。

 

 

 

ビリギャルの見どころ

ビリギャルの見どころとしては、『家族愛』という部分が大きいでしょう。

さやかの家族構成は以下の通りです。

  • 父親:工藤徹 (田中哲司)自動車販売店を経営
  • 母親:工藤あかり(吉田羊)主婦兼パート
  • 長女:工藤さやか(有村架純)主人公のビリギャル
  • 長男:工藤龍太 (大内田悠平)野球推薦で地元の名門高校へ入学
  • 次女:工藤まゆみ(奥田こころ)姉とは真逆の勉強もできる真面目な女の子

 

父親は長男がプロ野球選手になることだけが家族の希望と考え、しきりに長男を可愛がります。逆に今まで勉強もせず遊びほうけてきたさやかのことには目もくれず、大学受験に打ち込み始めた姿すらもバカにする始末。

 

一方の母親は、分け隔てなく家族みんなを愛する理想的な母親。中学入学以降は遊びほうけていたさやかが、本気で慶応大学入学に向けて塾で勉強することを応援すべく、夜遅くまで運送会社のパートをして学費を工面する献身的な姿も心打たれます。

 

しかし長男が高校の野球部に入るや、家族に暗雲が立ち込めてきます。

長男は野球推薦で高校へ入学したにも関わらず、周囲とのレベルの差に心が折れてしまい野球部を辞めてしまったのです。またそのストレスからか、高校生でありながら飲酒していたことで補導されてしまうという事態に。

それを知った父親は激怒。長男をボコボコに殴り倒します。そして長男はグレていき不良たちとつるむようになっていきました。

 

このような状況の中でも母親の変わらぬ愛情と、さやかの頑張りによる慶応大学合格という嬉しいニュース。そして長男が更生し父親の店を継ぐ決意をするという内容が、なんとも心打たれるハッピーエンドになっています。

 

 

 

 

 

ビリギャルのレビュー

こうした感動的な内容と映画の話題性もあり、Amazonのレビューはかなり盛り上がっています。

 

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<一部レビューの抜粋>

  • 現代社会における家族のあり方や人との繋がり、絆の大切さ…
  • やられた。恥ずかしながら、号泣した。
  • 家族の関わりを描いているところがとても感動的
  • みんながそれこそ死に物狂いで必死に生きている。
  • 教育の意義や親子愛、友情などで、途中から涙が止まりませんでした。

 

このビリギャルはモデルになった女性が実際にいることから、完全再現では無いでしょうがかなり現実と似た設定になっているようです。

確かにこの内容がリアルな話だとすると、感動で心打たれる人も多いでしょう。

 

 

 

ビリギャルに隠されたメッセージ

このような感動的なレビューがかなり多く目立つ中で、私はちょっと違った視点でこの映画を見ていました。私的には、この話の原作者(坪田信貴氏)はただ感動的な話を書きたいのではなく、「やり方によっては不可能を可能に変えられるよ」って言っているのだと思うんです。

 

どういうことかというと、原作者の塾講師である坪田先生は映画の中でも「行きたい大学に入れるのが僕の仕事だから」という言葉を口にしています。逆に言えば、生徒が志望する大学へ入れられないという実績が積み重なれば、自分自身の塾講師としての資質も問われてしまうことになります。ですから「何としてでも生徒が志望する大学へ入学できるようにしないといけない」っていうのが坪田先生の本心なんです。

 

そこで坪田先生は、それぞれの生徒に合った大学入試対策を取るようにしています。

 

例えば主人公さやかの場合、まずは目標の大学を慶応大学と設定しました。でも慶応大学でも学部によって試験内容が違ってきますから、なるべくなら得意な分野(教科)で受験を戦いたいというのが受験生の気持ちでしょう。

 

そこで坪田先生がさやかの慶応大学入試で取った対策とは、『英語・日本史・小論文に絞った勉強』だったのです。

 

塾に入学してしばらくの間、坪田先生はさやかの特性を見極めるために様々な教科のテストを行い、さやかが全教科の中でも英語が割と得意だということを知りました。

また大学入試はほとんどが暗記問題ですが、日本史は他の教科よりも歴史をストーリーとして覚えやすいために選択したと考えられます。そして小論文には正解がないため、一般常識と文章力さえ磨けばクリアできると考えたのでしょう。

 

そこで入試に選ばれた学部が、文学部と総合政策学部という学部でした。

 

文学部は『英語・日本史・小論文』、総合政策学部は『英語・小論文』が入試科目ですから、この3科目さえ勉強しておけば文学部がダメだったとしても、滑り止めとして総合政策学部に入学できる可能性があるからなんですね。

 

「なんだ…とりあえず慶応大学に入れればどの学部でもいいのかよ!!」なんて声が聞こえてきそうですが、これこそが映画ビリギャルのポイントだと思うんです。

 

話を遡って考えてみると、元々さやかは勉強もせず大学入試など考えてもいませんでした。しかし突然大学入試という問題が目の前に現れました。そこで設定されたハードルが『慶応大学合格』というハードルだったため、慶応大学に合格できれば学部なんてどこでも良かったわけなんです。

 

そこで坪田先生はさやかのスキルを分析していく中で、文学部と総合政策学部であれば合格の可能性があると判断し、『英語・日本史・小論文』に絞った勉強で一点突破(正確には二学部なので二点ですが)を狙ったわけなんですよね。

 

 

 

ビリギャルから学ぶ戦略と戦術

ビリギャルで考えさせられるのは『戦略と戦術』という話です。

戦略とは簡単にいえば「どうなりたいか」という目的のようなもので、戦術とはその戦略を実現するための「具体的行動」と考えればよいでしょう。

 

ビリギャルの話に例えれば、戦略とは「慶応大学に合格する」というのがそれに相当し、「文学部・総合政策学部に定め、英語・日本史・小論文に特化した勉強を行う」というのが戦術に相当します。

 

例えばさやかが「慶応大学の理工学部に入りたい」と言った場合、理工学部の入試科目には「理科・数学・外国語」の3科目の勉強が必要になります。英語がそこそこ得意のさやかですから外国語は何とかなったとしても、高校2年まで勉強してこなかった状態から苦手な理科や数学を1から勉強し直すのはかなり無理がありますよね。

ですから、例えさやかが理工学部を志望したとしても、坪田先生の戦略の中に「さやかを慶応大学の理工学部に入学させる」という考えはなかったはずです。

 

こうして生徒の得意分野をしっかりと見極めて、その中で生徒が志望する最も高い理想の大学へ入学させるという坪田先生の戦略と戦術こそが、ビリギャルの本当の見どころ(メッセージ)ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

まとめ

映画ビリギャルの中で私が一番好きな言葉があります。

それは、さやかが勉強を諦めかけた時に坪田先生が言った言葉で、「可能性があるってことを知っておくことって、すごく重要なんだ。」という言葉です。

 

当然ながらさやかは初めての受験で、しかも難関の慶応大学。過去問題を見たとたん、あまりの難しさにやる気を失ってしまいました。しかしこれまで多くの生徒を見てきた坪田先生には、さやかが慶応大学に合格する可能性が見えていたんですよね。

映画の流れでは、この言葉は坪田先生がさやかを励ます言葉として口にしたようになってます。しかしこの言葉も坪田先生は違った意味で言ったと思うんです(考えすぎかも知れませんが…)。

 

それは「そもそも可能性がゼロでは意味がない」ってことです。

 

戦略と戦術の考え方は、どの分野での目標達成についても大切な考え方です。しかしその戦略の実現可能性がゼロであれば、いくら良い戦術を練ったとしても全く意味を成しませんよね。

少なくても良いので可能性を見据えたうえで、その可能性を大きくしていくためにしっかり戦略と戦術を練っていくことが重要であることを教えてくれる、そんな映画だったと思います。

 

まぁ~勝手な映画批評になってしまいましたが、今日はこの辺で…

ではでは٩( ''ω'' )و

 

 

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